ぶっちゃけ!通信制高校

通信制高校・サポート校・定時制高校の違い 卒業と進学の現状

      2016/03/05

通信制や定時制の詳しい違いがわからない

大学進学を志すならどうするのが最善?

サポート校へ入らなければ通信制高校の卒業は難しい?

本文ではこれらの疑問にお答えします。

通信制高校・サポート校・定時制高校に関する知識

通信制高校とは

高卒資格
学費 年3万円~年100万円まで
登校数 年5日~週5日まで
大学進学

通信制高校とは学校法人の一種であり、卒業することで高校卒業資格を修得することができます。

公立と私立に大きな違いがあり、公立は授業料が無料であることから年3万円程度の費用で通学することが可能です。

また、公立の通信制高校は登校数が週1日で固定されており、日ごろの学習や試験の難易度も学校によって大差ありません。

安い学費の代わり、公立は「自主学習」を基本理念に据えており、学習に関するサポートがほとんど存在しないようです。

自らの意志で学習を進めていくスタイルが求められます。

 

私立と公立の違い

一方、私立の通信制では学校ごとの違いが顕著です。

学費は1年で50万円~100万円程度が目安になっており、決して安いとは言えません。

その代わりに、自分に合った勉強のスタイルを選択することができ、登校も年に5日ほどまで減らすことができます。

さらに、教師陣による学習のサポートが長所と言え、個人個人に合った学習カリキュラムを組む学校も珍しくないほどです。

単純な卒業率も、公立より40%近く高い数字を残しています。

通信制高校の登校日数と学費 公立と私立でどう違う?

 

大学進学については、学校ごとに大きく差があります。

中には、下で述べるサポート校と連携し、大学受験に特化した学習スタイルを売りにしている学校もあり、難関大学を狙うことも不可能ではありません。

しかし、普通の通信制高校では大学進学のサポートが少なく、独学では厳しいと言えるでしょう。

大学進学を狙うのであれば、前述したサポート校に入ったり、塾や予備校へ入ることを前提に考えるべきだと思われます。

通信制高校における大学進学の現状 推薦入試への影響は?

 

サポート校とは

高卒資格 ×
学費 年30万円~年80万円まで
登校数 週1日~週5日まで
大学進学

通信制高校に通う生徒を、主に勉強面でサポートすることを目的にした教育機関です。

学校法人ではないので、サポート校だけを卒業しても高校卒業資格を得ることはできません

塾や予備校と同じようなものだと思って問題ないでしょう。

 

サポート校に入学するタイミング

ただ、塾や予備校のように誰でも入れるというわけではなく、特定の私立通信制高校と提携して入学者を集めるシステムが一般的です。

つまり、サポート校に入るなら、私立通信制高校に入学するタイミングで一緒に入る、という仕組みになっています。

私立通信制高校のなかには、提携しているサポート校へ同時に入ることを入学の条件にしているところもありますから、入学前によく確認しておきましょう。

 

私立通信制高校とサポート校の両方に入学するとなると、かなりの学費がかかります。

合わせて1年で100万円以上になる可能性が高いです。

本当にサポート校は必要なのか」については、下にグイーッとスクロールして頂くとご覧になれます。

是非ご覧ください。

 

前述の通り、サポート校は私立通信制高校へ在籍しないと入学することはできません。

本当にサポートが必要なはずの公立校からは入学できないなんて、変なシステムですよね。

 

肝心なサポートの内容ですが、卒業のサポートいう面ではもちろん、大学進学を売りにしているところもあるようです。

具体的にはトライ式高等学校などが該当します。

塾や予備校より割高になりますが、個人に合った学習スケジュールを用意してくれるところが良いという評判です。

 

定時制高校とは

高卒資格
学費 年12万円~年100万円まで
登校数 週5日
大学進学

定時制高校を卒業しても、問題無く高卒資格を修得できます。

登校は普通に毎日ありますが、全日制高校と違って1日4時間の授業が一般的です。

授業が少なくなった分、4年かけて卒業することになります。

定時制高校の良いところ

それ以外に全日制の高校と何が違うのかといいますと、単位の修得方法です。

全日制高校では決まった科目をこなして単位を修得していきますが、定時制高校では自分で考えて学習スケジュールを組むことができます。

最低限必修科目は履修する必要がありますが、園芸、バイオテクノロジー、保育など個性的な科目や職に結びつく科目を選択でき、自分に合った学習スタイルを貫くことが可能です。

 

また、通信制高校と同じように、公立と私立の学校があります。

例によって学費は公立の方が圧倒的に安く、1年で12万円程度の金額です。

私立は50万円~100万円程度にまでなってしまいますが、その分サポ―トは手厚です。

その例として、私立には1日の授業を6時間にして、3年で卒業できるコースを用意している学校があります。

また、公立では夜間の登校しか選択することはできませんが、私立には朝や中間の時間を選択できるところもあるようです。

 

注意点として、通信制高校に比べると卒業の難易度はグッと上がります

 

卒業率と学費で比較

卒業率 学費/年
公立通信制高校 50% 約3万円
私立通信制高校 90% 約20万円
私立通信制高校

+サポート校

90% 約90万円
公立定時制高校 40% 約12万円
私立定時制高校 75% 約70万円

※e-start学校基本調査25年度版データ参考

 

金にまみれたサポート校の実態

上の表を見て、あれ?と思わなかったでしょうか。

私立通信制高校の卒業率が、サポート校に入っているか否かでは変化がないのです。

入っていなくても既に90%という高さを誇っており、サポート校の必要性が感じられません。

そう、卒業という観点からでは、はっきり言ってあまり必要ないのです。

私も私立通信制高校にのみ通っていますが、これ以上のサポートの必要性は全く感じません。

 

サポート校の実態

そのような事実があっても、サポート校とそれに提携している私立学校は、過剰に必要性を説きたがります。

通信制だけでは卒業できませんよ!サポート校に入れば卒業率が90%ですよ!」と。

公立の卒業がやや難しいのは確かですが、私立ならサポート校に入らずとも卒業の難易度は決して高くないのにも関わらずです。

そこには確かに金儲けを企む思惑と意図が存在し、必要以上に高校生や親御さんの不安を煽ることで、通信制高校とサポート校の学費をダブルで得ようという魂胆が表れています。

これは決して健全なことではありません。

私からは、はっきりと「卒業だけを考えるなら、私立通信制高校に通えばサポート校へ入る必要はない」と言わせていただきます。

 

ただ、全てのサポート校を否定しているわけではありません。

大学受験や資格の取得、特定の技術の修得などに特化しているところなら、充分に通う価値があると考えています。

そこは塾や予備校などとも比較し、自分に合った方法を選択してみてください。

 

高等学校就学支援金について

同じお金の話として、高等学校就学支援金というものが存在します。

平成26年度からスタートした制度でして、世帯ごとの所得に応じて、私立高等学校へ通うための支援を受けることができるのです。

奨学金などと違い、返済する必要はありません

かなりの金額になりますから、一度目を通しておくことをおすすめします。

年間所得額 支援金額
~350万円 192000円
350万円~590万円 173232円
590万円~910万円 115488円

 

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